複数店舗経営のカギは
従業員との信頼関係

株式会社新鮮組本部

石坂オーナー
築地三丁目店、銀座三丁目店、八丁堀四丁目店
入船一丁目店、京急立会川駅前店
蒲田アロマスクエア店

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毎日コンビニを利用するなら「いっそオーナーになろう!」

 以前は、学習塾を経営していました。学習塾というのは終業が夜遅くになるので、仕事の後に飲食ができる店が少ないんですよね。当時はあまり夜遅くまでやっている店もなかったので、毎日のように職員数十人分の飲み物や食事を、近所のコンビニで購入していました。「毎日、こんなにコンビニで買い物をするなら、いっそ一軒コンビニを持ってもいいんじゃないのか?」と考えたのがコンビニオーナーになったキッカケ。もちろんそれだけではなく、当時はまだ数が少なかったコンビニですが、将来性のある伸びる業種だと感じたのも理由の一つです。

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複数店舗を経営してリスク分散

 現在は 6店舗を経営していて、 2018年中に 12店舗をオープン予定です。野心があって増やしているというよりは、リスク分散ですね。コンビニというのは、近所に競合店ができると売上が半分まで落ちてしまうし、最寄り駅の売店が閉店するととたんに売上が伸びる。売上が良い店もあれば悪い店もあるし、状況が変わりやすいので、複数店舗を経営してバランスを取っています。従業員を雇っている以上、「売上が悪くったから辞めてください」というわけにはいきませんからね。
 新鮮組本部はアフターフォローがしっかりしているので、状況を見て「次はこちらの店舗をどうですか?」と提案してくれるので、ありがたいと思っています。

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従業員が夢を持って働ける環境づくりを

 コンビニ経営で一番大変なのは、なんと言っても人の確保ですね。店長やスタッフを締め付けたらその分利益は増えますが、それでは人が定着しない。利益は後からでもいいから、「良い店」を作ることをまず考えていると、その思いに賛同してくれるスタッフは一生懸命働いてくれます。新店舗を出すときは、まずスタッフに「どう思う?一緒にやってくれる?」と相談しますよ。「やります!」と言ってくれたら、「じゃあ、よろしくね」って(笑)。
 私はいずれ、店舗を従業員に譲ってもいいと考えているんです。店長には、信頼してほとんどのことを任せています。そうすることで、独立心が養われるし、仕事に夢が持てる。もちろん各店舗には毎日顔を出し、利益に通じる数字についてはチェックしています。緊張感のある信頼関係を従業員と構築することが、多店舗経営には必要なのではないでしょうか。

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メガフランチャイズ新鮮組には多くの利点が

 最初に経営していたコンビニの頃に新鮮組本部さんと関わりができ、その縁で新鮮組の元でローソンを経営するようになったので、他のオーナー様とはちょっと状況が違うのですが、それでも新鮮組のフォロー体制は手厚いと思いますよ。通常のフランチャイズの場合、ローソン本部から一人スーパーバイザー( SV)が付くのですが、新鮮組はそれに加えてもう一人付けてくれる。新鮮組 SVが本部 SVに話を通してくれるので、店舗の改装など大きな話が良い条件で進む。本部に直接言いにくいことも、新鮮組 SVが間に入ってくれるので、スムーズに話が通ります。アフターフォローもしっかりしていて、経営が悪くなったオーナーを見捨てるようなこともありません(笑)。新鮮組には厨房付きの店舗もあるので、他店と差別化できますし……
 コンビニオーナーになりたい人の中でも、新鮮組のようなメガフランチャイズについて知っている人は、あまり多くありません。もしローソンとのフランチャイズを検討している人がいるなら、「まずは新鮮組の話を聞いてみるといいよ」とアドバイスしたいですね。新鮮組の元でフランチャイズ経営をした方が、利点が多いのは確かです。
 

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コンビニには魅力と可能性がある

 コンビニ経営は、決して楽な仕事ではありません。これから始める方は、相当な覚悟を持っていないと、厳しいと思います。
 でも、コンビニは面白いですよ。昨日 CMをやっていた最先端の商品が、今日店頭に並んでいる。スーパーなら少しでも安いものを選ぶけれど、コンビニでは定価で購入するのは、コンビニに魅力があるから。最近ではお中元やお歳暮、数万円するおせちが良く売れます。今までデパートで購入するのが当たり前だった商品が、どんどんコンビニに並んでいる。一昔前なら考えられなかった光景です。消費者の意識が変わっていく中、コンビニで売れるもの、売るべきものはまだまだある。競争の激しい業界ですが、コンビニには可能性があります。

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